温泉掘削 苦闘の崩壊層

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9月9日  14時  曇り 21度

昨日の最高気温 22度

最低気温 13度

新たな温泉を求め4号井戸温泉掘削を現在すすめています。

8月に入り120m~145mが非常にひどい縦亀裂の崩壊層に当たり、少し掘ってはセメントで固める繰り返しが

続いているさなか、142メートル付近でガイド用に使っていた掘削パイプが上がらなくなってしまいました。

日をおくごとにしまってしまい、緊急事態、、が続く中

8月後半には雷で、機械の動力源がやられてしまうトラブルも、、、

最後の手段として、先週末に運び込んだ、

1トンを超える油圧ブローハンマーを取り付け、この大型機械をつり上げるための15トンチェーンブロックを櫓にセット、、、

パイプの自重と機械の目方だけでも5トンを超える物を振動を与えながら、押し下げたり上げたり繰り返し、、

無理してあげたところ、20ミリもある太いワイヤーが切れて、15トンチェーンブロックが15メートルの櫓から落下

二重の事故に、、、、

ワイヤーを急遽新しい物をダブルにかけて、相当の力がかかる状況に耐えるようにし、二重にワイヤーをすることで力を分散しないと上がらない状況、、

櫓の振動もすごい振動です。櫓が壊れるような振動が伝わってきます。

3日振動を繰り返し行うことで、掘削パイプが20センチほど下がり始め、、、、20日めに

掘削パイプはスムーズに動くようになりました。

掘削パイプも機械で無理してあげるため、ねじがなかなか緩まない状況、

事故から約3週間、、、井戸に使う泥水が時間をおくとパイプが張り付いて井戸がだめになってしまうこともあるため、時間との勝負、、、

何とか難局を乗り越えることができました。

今日は復旧するための機械を運び出し作業を行いました。DSCN6612DSCN6612