ランプの宿 高峰温泉 欅の原木

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9月9日 6時  曇り 15度
昨日の最高気温 18度
最低気温 14度

この欅の原木は推定300年以上の樹齢を持ちながら根からの高さは2メートル足らず。300年の年輪が龍のように姿を変えた世にも稀な原木が地元、東御市「牧家」から運び出されました。この「牧家」の地は高峯温泉先代が生まれ育った地、明治の時代に高峯温泉の開発に尽力を尽くした初代開発者後藤音吉と妻の後藤柿が暮らし二代目の後藤一が生まれ育った地でした。その場所で育った欅の原木が人のご縁と時のめぐりあわせの中で、この地へ鎮座した事に時を隔てた思いがよみがえります。
高.峯温泉の開発の歴史は明治の時代、高峯渓谷に「湧き出る白濁の湯を」源に旅館を築く土台を作り準備を進めていましたが、明治三五年高峯渓谷土石流災害で源泉が流されてしまいました。当時滝原村の人たちがこの大水害被害で山の神様のお怒りを収めるために建立されたものが、高峯温泉の建物脇にある高峯山、「水神様」です。
令和4年で一二〇年の歳月を経て高峯神社「水神様」の導きにより欅の原木「龍神様」がこの場所に鎮座した、60年周期の節目の巡り合わせの年です。
高峯神社のご縁が引き合わせた力とともに高峯山「水神様」とこの「龍神様」の両方の神様を参拝することでとても良いご縁とともに、ご利益が増していただけることでしょう。
訪れた人に「水神様」と「竜神様」の多くの恵みを授かることをお祈りいたします。